ゆっくりと 海底のうらがわを歩いて見えた あの光 あの光


浮遊と沈殿を同時に行う アジアの真ッ赤な海 浮くように泳ぐ 海底火山が夜の太陽を
強姦するかのように激しく躍動し そのピストン運動にあわせて さざ波と荒波が電子音を
たてながらゆらゆら・ごうごう行き来する そのようすはあたかも天地創造この世の終わり


海の砂漠に刹那のしじま 夜の太陽と火山の絶頂
アジアの真ッ赤な海に 日輪の激しい輝きがつきささる


海底から見た 光輝く波と波はまさしく 



千のナイフ…!